畳を適切な時期に交換して気持ちの良い畳生活

最近では洋間だけで和室のない間取りの家が増えてきたとも聞きますが、日本ではまだまだ和室で畳のある部屋がある家がほとんどです。畳の香りや居心地の良さは日本の良さのひとつで、畳は、外国人からは憧れの対象にもなっています。
そんな、日本が誇れる畳、せっかくですからいつまでもきれいに美しく使っていきたいものです。畳は長く使えるものではありますが、適度な年数で交換することが必要です。使い方や環境によって、その年数は違ってきます。
平均して5年程度で裏返しを行い、7，8年程度で表替えを行うと思っておけばよいでしょう。最初はグリーンがかった色だった畳も、年数がたつとだんだん色が変化してきます。黄色っぽい褐色になってきたら、交換時期がそろそろだ、と思えば間違いありません。
傷みがひどくなってくると、表面がぼそぼそになって毛羽立ってきて足に触ったり洋服についたりしますので、そうなる前に交換するのが望ましいといえます。畳の交換ですが、重たいものですし、普段交換し慣れているものではありませんので、素人がやると苦労する場合が多いです。
やはり、これはプロの取り換え業者に依頼するのが一番です。インターネットで調べればたくさんの畳替え業者が出てきますので、いろいろと比較検討し、自分の望む条件にあった業者を選ぶことができて大変便利です。いつも気持ちの良い畳で、気持ちの良い生活をおくりたいものです。

和室における襖の重要性・・奥深い襖の世界

最近の住宅では和室が減りつつあるといいますが、ある程度の年齢を重ねますと、やはり和の設えは心和みます。子供が巣立ち、ご夫婦二人暮らしなどになられ、余裕もある方は、この際、和室の奥深さに触れてみられてはいかがでしょうか。
和室といいますと畳と襖の部屋ですね。ことに襖は、その部屋の第一印象を左右する重要なファクターです。その襖は無地か絵が入るのか、無地ならば色は何にするのか、絵ならばどのような絵を施すのか、ちょっと考えただけでも実に様々なパターンがあります。
少し上級の和室を目指すのであれば、襖の素材からこだわってみてはいかがでしょう。襖に貼る和紙にしても、様々な材質のものがあります。また襖は、年月が経っても張り替えることによって簡単に新しくできるのも魅力です。
お部屋のイメージチェンジもドアを付け替えるよりはるかに簡単にできます。襖は部屋の壁の大部分を占めていることが多いので、プロにお願いし、しっかりとした技術で張替えをすれば、まさに見違えるような新しいお部屋にすることも可能でしょう。
リフォームしやすいという点においても、和室はまだまだ評価されてよいところではないでしょうか。しっとりと落ち着き、和室が似合う年齢になった方々に、あらためて和室ですごす心地良さとその魅力を発見していただきたいと思います。

古くなった障子を新しい障子に張替えた時の体験談

障子の張替えを初めて自分でやってみました。今回は2階の10枚を行いました。外周のカット部分が少し乱れたものの、たるみも無く満足できる出来栄えでした。コツもつかめてきたので、次回は1階部分の22枚も自分でやろうと思います。
準備したものは、古い障子をはがすために水を付ける刷毛、はがし残りをきれいにするための割り箸、障子を仮止めするセロハンテープ（付属の紙テープははがれやすいのでお勧めしません。）、糊（市販品のガイド付きが便利です。）、好きな柄の障子、霧吹き、スチール定規とカッターナイフです。
最初に、古い障子をはがします。刷毛に水を付けて桟の部分を濡らします。5分程おいてからはがすと大半はきれいにはがれてきます。はがれないで桟に残った部分は、割り箸でこするときれいに取れます。但し、桟がひも状にめくれてくる場合があるのでめくれにくい方向からこすります。
古い障子をはがす時は、細かい紙片も飛び散るのでベランダで行うと掃除が比較的楽です。部屋の中ではがす時は、ブルーシートなどを敷かないと掃除が大変になると思います。外でやると、風で紙片が拡散する恐れがあるのでお勧めしません。
新しい障子を貼るには、まず障子の一端をセロハンテープで仮止めします。次に、全ての桟に糊を付け、巻いてある障子を広げて桟の部分を手で押さえます。外周は爪先で押さえつけるようにします。乾いたら、外周をカッターナイフで切り取ります。全体に霧吹きするとたるみが無くきれいに仕上がります。

千葉県うまいもの

千葉県は３方を海に囲まれ、北方は利根川に面した千葉県は川、海の幸に恵まれている割には名の通った郷土料理は少ないですが、比較的よく知られている物に川がにをすりつぶし、に建てた汁の中に入れて食べる君津地方のカニコガキ、九十九里浜、外房地方のアジのたたきなます、いわしのなれずしなどがあります。 あじのたたきなますは、まず取れたての味の皮をむき、少々味噌を加えながら包丁でたたきます。この時生姜やネギ、山椒の芽などを刻み込み、これに酢かレモン汁をかけ、しょうゆをわずかに落として食べます。食べごろは６～８月。 いわしのなれずしは１０ｃｍ前後のマイワシかカタクチイワシの頭とワタを取り、水にさらして酢じめにし、桶にご飯と交互に並べ、生姜の千切り、ゆずの皮、始祖飲みなどを散らします。これに重石を乗せて４，５日発行させて出来上がりです。千葉県里地方の独特の味です。 千葉県の古典 下総の大部分と上総、安房の３国からなる千葉県は黒潮に現れている房総半島を主要部として、温和な気候に恵まれています。千葉県を舞台とした古典文学でまず思い出されるものは、万葉集にみえる伝説の美少女「真間の手児奈」の物語と、中生の安房国を中心に戦国騒乱の世の中を雄大な規模で描いた滝沢馬琴の「南総里見八犬伝」であるといえます。手児奈の伝説はたくさんの男に求婚された美少女がやがてはその重圧に耐えかねて入水してはてるというもので、万葉集の山部赤人の長唄や高橋蒸麿加州で有名になりました。今でも千葉県市川市真間４丁目には手児奈の墓所と伝わる霊堂が残っています。