畳の交換時期の畳の状態の目安
畳は適切に交換を行うことによって、快適に生活できます。通常畳は、4年から5年経ったところで裏返しを行いますが、8年ほど経ったところで表替えと呼ばれるものを依頼することが一般的となります。もちろん、住環境によってその目安は異なります。
畳を触った時に、イ草の粉がつくような状態になったら張り替えの時期とみてよいです。あるいはそのような感触とはならないまでも、色の変化によってはその時期と判断することもあります。新品の鮮やかなグリーン色が黄色から褐色へと変わってきたら、交換の時期となります。
畳とともに障子と襖も一緒に張り替えを行うと、気持ちがよいものです。傷みはそれほど無いとしても、経年による劣化があるために変色など起こります。サイクルとしては障子や襖の方が早いので、そのタイミングに合わせて畳も張り替えを行うのがベストとなります。
その順序としては、まず障子や畳が最初になります。その次に襖ということになりますが、その理由としては畳が敷居よりも上がってしまっていることがあるからです。この場合にはまず、その不具合を直してからでないと襖を外すことができないためです。
畳の張り替えには専門の業者に直接依頼をするのがベストです。費用は張り替えを行う素材にもよりますが、できれば木綿仕様のものよりも麻糸が良いとされますが、その麻糸でもランクは色々とあります。予算に合わせて相談することが必要となります。
畳の交換と畳の交換の必要性について
多くの家には和室が存在し、畳がある部屋のある人も多いのではないだろうか。長年そのまま使用し続け、取り換えも面倒だからとその表面を少し掃除する程度で良いと考えている人も多い。しかし、畳を長年使用し続けることで、見えない裏側では恐ろしいほどに汚れが付着している可能性があるのだ。
当たり前だが、畳にも寿命がある。手入れをせず、長年敷いたままの畳の裏側は、ほぼ確実にカビの繁殖や腐食が見られる。虫も湧き、部屋自体でもハウスダストが懸念されるようになる。和室がきちんと機能するためにも、畳を清潔に保つことが必須とも言える。
しかし、畳の手入れといわれてもどうすればよいのか分からない、全て手入れするには時間と労力がかかるなど、畳を清潔に保つ上では問題も多いのではないだろうか。畳は手入れ次第でその寿命も大きく変わるというが、実際にそれを実施するには手間がかかってしまうのが難点だ。
そこで、もし少しでも汚れが目立つ、もしくは長年手入れしていない畳があるならば、一度交換することを検討してはどうだろうか。ハウスダストやカビ、虫の心配も解消され、何より床が変われば和室全体の雰囲気も変わる。和室の機能向上も図れるのだ。
だが、自分で交換するというのはやはり手間と時間がかかるし、そのような時間はないため機会がない人も多いだろう。そこで業者に依頼する手段をお勧めする。費用はかかるものの、手間や労力、時間も省け、何より和室が清潔に使えることでリフォームしたかのような新しさも感じられるのだ。
襖は日本独自の文化です。襖にはさまざまな機能があります。
近年の住宅事情で洋室が多くなり和室が減ったことから、襖を使用している家庭も減っているのが現状です。しかし襖は日本独自の文化でもあり、まだまだ残しておきたい風習のひとつです。また襖には日本の気候風土に合ったさまざまな機能があります。
襖は何枚もの和紙を重ねて作った、日本固有の建具のひとつです。和紙を何枚にも重ねることによって、室内の保温効果と湿度を調節する機能があります。日本の気候は湿度が高く、また四季により気温に変化がありますので室内を快適に過ごすためには襖はなくてはならないアイテムなのです。
ちなみに鎌倉時代から江戸時代にかけて描かれた襖絵は、重要な国宝文化財として扱われています。機能性だけでなく美術的に見ても価値の高いものなのです。そして和室は襖絵と障子などの建具によって、その趣が演出されているともいえます。
さらに襖には畳や障子と同じく、空気を清浄化しリラックスさせる効果もあります。ただし自分で張替えようと思った場合は道具を一式取り揃えなければならず、また相当の技術と労力が必要になります。それに市販のものはあまり絵柄の種類も多くありません。
そこで和室の趣を損なわないためにも、襖選びは慎重に行う必要があります。そんな時には専門業者にお願いすると、自宅の和室にはどのようなものが適しているのか、プロの目からアドバイスしてもらえます。また最近では張替えもリーズナブルな値段でしてくれる業者もあります。
襖を張り替えを考えたときは襖のプロに
家に和室があると年数が経ってくると畳や襖が擦れたり、破れたりしてきます。綺麗に使用していてもどうしても色があせてきたりするのはどうしようもありません。数年に一度は畳や襖の張り替えをする必要があるでしょう。
襖や障子などはホームセンターなどで自分で張替えをするための道具などもありますが、やはり慣れていないと素人には難しいでしょう。のりを均一に伸ばして紙をピンと張るのは簡単ではありませんし、デザインもあまり選べません。
襖の張り替えは畳屋、建具屋、リフォーム会社などで依頼できます。近所にあれば電話で、またネットで調べてみるのもいいでしょう。和室の入口、押し入れ、天袋など希望箇所とどのような種類の襖紙にしたいのかで価格が違います。
襖の張り替えには昔ながらの和風のデザインのもの、無地、木目調や洋風のオリジナルデザインのものまで各店舗によって種類がいろいろあります。また素材の違いもありますのでカタログなどでよく確認するといいでしょう。
新しい建具も必要になる場合も見積もりは必要です。デザインが決まればオーダーで作られることもありますし、家で張り替えすることもあります。大抵は一日あれば終わってしまいます。襖の張り替えは持家でも賃貸でもできますので、まずは気軽に相談してみましょう。
障子の張替えと障子の張替え方法について
和室には必ず障子があります。障子は時間が経つにつれて色が黄ばんでしまいます。更に、小さな子供が誤って穴を開けてしまう事もあります。勿論、注意不足で自分が穴を開けてしまう事もあります。よって、障子は必要に応じて張替えが必要となります。
張替えの方法はいくつかありますが、自分で行わず業者に頼んだ方が綺麗に仕上がります。障子の張替えは非常に細かい作業なので、素人が行うと失敗する可能性が高いです。よって、このような専門的な作業は無理して自分で行わないことが重要です。
業者に障子を張替えてもらっても、2,3年後もずっと張替えずに済むとは限りません。穴を開けてしまえば、替えなければ和室の景観を損なってしまいます。また、障子は紙なので時間が立てば変色してしまいます。交換の頻度は1年が目安です。
障子の張替えが重要な理由は、和室の景観を損なわないようにすることが第一だからです。特に和室が来客者をもてなす場所であれば、障子に穴を開けたままもてなすのは失礼です。最低限のマナーとして一番良い状態を維持することが大切です。
以上の事から障子の寿命は非常に短いです。そして1年に一回は張替え作業を行う必要があります。無理して自分で張替えようとせず、業者に頼むことが必要です。メンテナンスは非常に大変ですが、良い状態を維持することが、マナーとして必要です。
障子の歴史と障子の効果
障子とは日本の家屋において特徴を象徴する物の一つです。日本家屋では扉や窓に用いる建具の一つであります。明かりを通すように木枠に縦横の細い桟を入れて、これに紙を貼ります。一般的に「明かり障子」とも呼ばれています。
障子の始まりは平安時代と言われています。襖が誕生してから約100年後だったそうです。襖よりも簡素な造りで採光ができ、かつ部屋の区切りができる障子は月の明かりを利用していた時代にはとても画期的な物となりました。
平安後期になると引き違いの障子が使用されるようになり、障子は広く普及するようになったのです。現在の薄い和紙を貼った形は平安時代の末期に誕生したといわれています。このように障子の歴史は古くから続いているのです。
現在では紙の種類が増えています。和紙だけではなくレーヨンやプラスチックを配合したタイプもあります。時代に合わせて和紙より破れにくく丈夫な紙が登場しました。タイプにより手触り、色合いがは異なり価格も様々です。
障子の機能は部屋を明るくする事だけではありません。夜間照明の反射を促し照明の美しさを際立たせる効果もあります。また部屋の温度や湿度調節にも役立っていて、省エネといわれる現代でも一役買っています。障子は日本の住宅に適している物なのです。