障子に関する悩みは障子職人等を頼る方が良い
障子と言うと簡単に見てしまう人も居ると思いますが、素人のそれと職人の手によって張り替えられた物には明らかに違いがあると言えます。特に障子は目に見える部分が大きいだけにこの差も歴然として現れると言えるのです。
障子と一言で言っても現在では種類が幾つかあって用途に合わせた物も存在しており、環境やその雰囲気に合わせた選択も重要だと言えます。それの判断においてもやはりプロと素人では違いがあるので一度は任せてみると良いと言えるのです。
わざわざこう言った職人や専門店などに頼む理由としてはやはり知識と経験の差による物が大きいのですが、長持ちさせるという意味でもプロに障子の張替えを任せるのは重要だと言えます。何故なら専用の工具とその使い慣れは伊達ではないのです。
またそう言ったプロの技を抜きに考えてもこれらの専門職に任せるのは効率的にも優れており、特に大掃除を兼ねて任せると障子を張る引き戸等も綺麗になって戻ってくるので、より障子への認識が高まってくるとも言えます。
更にはこう言った専門店には拡張性に対しても対応出来る能力があるので、ちょっとしたインテリアとして障子を使いたいという要望にも応える事が出来るので便利です。こう言った形で障子専門の業者を利用しておくと色々なアイディアも実現しやすくなると言えます。
障子の代わりに障子らしいアイテム
家を作るにあたり和室の昼間の明り取りに何を使うか考えました。1階の和室のスペース上、障子を使うと、畳が6畳入らないのです。どうしても6畳入れたかった。仕方なく、障子をやめ、障子の代わりになるものを探しました。
障子の紙は、明り取りにとっても良かった。代わりを探すのは難しかった。妻と一緒に考えました。ロールカーテンというものがあったとひらめき、どのようなものがあるか調べました。完全に光を通さないカーテンで夜間ある程度家の中が見えないものにしました。
障子は和室にとてもよくあうアイテムです。ロールカーテンは障子には勝てませんが、ある程度障子の機能を代用できるものでした。ロールカーテンの色をどうするか悩みましたが、妻が簡単に決めてくれました。畳と同じ緑にしました。
しばらく使っているうちに、風になびきやすく、カーテンがばらつきます。対策として、ロールカーテンの一番下にあるウエイトにちょっと分厚いフェルトをつけました。これでなんとか、大きな揺れを防ぐことに成功いたしました。
ロールカーテンを使って思うことは、畳のスペースをとりたいために障子を使わなかったことが、結果的には悔いはありませが、障子も日本古来の優れものですから使ってみたいと思いました。今後リフォーム等で使用を検討します。
障子は日本の建具であり、明障子という名前でもあります
障子は日本家屋には必ず取り付けてあります。光を部屋に取り入れるために発明された優れた建具です。畳や襖とともに発達したものは、仕切りとして用いられた襖とは違い入り口や廊下からの採光のために取り入られました。
障子の誕生については今から千年以上も前ということが言われています。日本の時代の表し方で言えば、平安時代になります。当時書かれた有名な源氏物語などからは、作中のなかにも障子のことが出てきます。ほの暗い部屋での蛍を放つ様子が幻想的に描かれていました。
障子は茶室などでも使われ始めました。茶道が武家の間でもてはやされると、茶室の内装にも変化や独自性を求めるようになりました。障子をインテリアや造詣の一部として考え、窓の向こう側にはめ込み、紙からうっすらと庭に色彩を感じ取るという芸術的な使い方もされました。
障子は破れやすいです。その性質は逆を言えば、修復しやすいことを意味します。時代がさかのぼり、江戸期には障子は一般的になりました。庶民の生活のなかにも取り入れられるようになり、生活住居の入り口の戸に障子を使いました。
過去から現在まで、廃れることのない日本の優れた建具である障子は現代では破れにくい和紙を素材にしたり、掃除がしやすいものができたりと形や機能は変化があまりないのです。紙が破れても外枠がそのまま使え、紙を張り替えれば元に戻る。これは世界に誇る究極のリサイクル品なのです。