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畳張替え2200円襖・障子1400円

畳縁について

一般的に畳床を畳表で包むとき、長方形の短い辺には畳表を巻き付けて裏側で畳床に縫い付けます。この短い辺の事を框といいます。畳縁
畳表を巻き付けて縫う際に、表のイグサが割れてしまい、畳床が見えてしまうことを框割れといいます。
横方向、長い辺は畳床の幅に合わせて畳表を切り揃えます。いぐさを切ったままでは畳表が固定されないので、畳縁で切り口を隠すと同時に畳床に縫い付けて止めています。もし畳縁がなければ、ささくれたイグサが飛び出たままになってしまいます。
畳床を畳表で包むときに、縦方向だけでなく横方向にも巻きつけて、折り込むように裏側で縫い付けると縁無し畳となります。
ただし、一般的な畳表(諸目表)を横方向に巻き付けようとしても緯糸のい草が鋭角的に折れ曲がってしまい織れてしまいます。縁無し畳の場合には織り目が詰んでいる目積表(めせきおもて)が一般的に利用されます。
畳縁は目立つので、色や柄で部屋の雰囲気が大きく変わります。新商品も数多く発売されており、最近ではくまもんの柄が織られた畳縁も発売されています。

昔は、身分によって利用できる畳縁に制限があったといいます。神社仏閣にはそれ用のたたみ縁があります。畳縁はその歴史的背景によって座る人の地位や、身分を規制するために発展してきました。身分による畳縁の使用規定が「海人藻芥」(応永27年西暦1420年)に記されてあります。 身分の最高位の天皇や法皇は繧繝縁、また神前や仏前の半畳用にも同じものが用いられました。親王や大臣は大紋高麗縁、公卿は小紋高麗縁、僧侶や学者など及び四位、五位の位のある人は紫縁、侍、及び六位の人などは黄縁を用いるように決められていたといいます。

畳縁の柄はさまざまあります

畳縁のメーカーで日本で最も大きい縁メーカーは 岡山県の高田織物株式会社です。最近では畳縁の生地を使用してバッグを作ったりがメジャーになってきました。畳店でも近くの奥様が縁を分けてほしいとたずねてこられることも多いようです。高田織物は2014年8月には個人向けの畳縁生地販売をはじめたようです。1000種類以上もある畳縁から好みの縁を見つけるのはなかなか難しいと思います。お伺いする際には数種類をピックアップしてお客様に選んで頂きます。 次に有名な畳縁メーカーはユートピアで有名な毛利織物。同じく岡山県にあるメーカーです。岡山県は現在様々な布メーカーが数多くあります。

畳縁の柄一部ご紹介

ストリーム ポルカ ハローキティー畳縁 くまもん畳縁
ストリーム ポルカ ハローキティー
ダイケン工業と高田織物のコラボ
化学表ダイケンすこやかおもてのカラーバリエーションに合わせた畳縁を大建工業と高田織物が共同開発しました。大建工業はカラーの引き目ラインナップを新発売したため、縁ありでもカラーの表を使って、しかも同系色の縁を使うことで、実際の縁なし畳より安価に縁なし畳の風合いを楽しめるようになりました。
高田織物の畳縁です。ドット柄のビビッドな縁で、畳縁に新しい旋風を巻き起こして行くんでしょうか。ちょっと躊躇する柄ですが、かわいいです。和室のイメージを払拭します。
畳になじむ主張しない畳縁か、畳縁が主張するカラーを選ぶか畳縁業界の流行は両極になりつつあります。
こちらも大宮縁のホームページで紹介されていた畳縁です。「ハローキティー」や「くまもん」を織り込んだキャラクター畳縁です。お子さんのお部屋などにいいかもしれません。カラーの畳に合いそうです。
紋縁(もんべり) 綿&麻100%で天然由来の縁 縁バッグ
紋縁 ラン 縁バッグ
寺院・仏閣や床の間などに使われます。さまざまな大きさや色があり、各寺院・仏閣により異なります。綿でできたものやスフでできたものなどさまざまあります。普通のおうちのたたみで使用されることはまずありません。紋の大きさもさまざまあり、畳にしたときにきれいに紋が並ぶように敷き詰めます。 畳縁の素材はさまざまありますが、主流はポリエチレンやポリエステルの化学繊維です。というのは、加工がしやすく、シミになりにくいからですが、敏感肌の方や赤ちゃんがおられる家庭など向けに100%天然由来の縁が発売されました。肌触りが良く風合いがありますが、シミやしわになりやすいのも特徴です。 一番有名なのはかぐらやの縁バッグです。百貨店にも置かれているそうです。畳縁でつくったと思えないようなおしゃれな鞄ばかりです。軽くて丈夫であることと、ギャザーの入った独特のデザイン風合いが、大変人気をよんでいます。自作したいという方も多いようで、畳縁の生地をネットで販売しているところもあります。
鯔背 いなせ 今様 いまよう オーソドックスな畳縁
鯔背 今様 大宮縁
江戸の下町情緒と日本の伝統美を感じられ、
鯔背(いなせ)という言葉が合う畳縁。
「耳の配色」など目に見えないところにも一手間加えたこだわりの畳縁。 今までありそうでなかった柄の畳縁です。浴衣の柄のような帯のような。風合いがあって可愛い縁です。
英国のアーガイル柄と日本の菱の柄の調和が洗練された色合いを生み出しました。
カラー畳表と組み合わせれば、さらに畳が楽しくなります。ポップな柄で楽しいお部屋になりそうです。
このあたりはとてもオーソドックスな畳縁となります。畳縁の柄にはいくつか名前があり、花菱(はなびし)・あじろ菊・成平(なりひら)・あさぎり・九重(ここのえ)・七宝(しっぽう)・亀甲(きっこう)・亀菊(かめぎく)・舛菊(ますぎく)等、古典的な柄が多くあります。
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