
琉球畳とは
琉球畳とは、縁なしの半畳サイズで縦と横の寸法が等しい正方形の畳のことです。
本来は、沖縄県産の強度のあるい草を使用した畳表を使用してつくられるものを琉球畳と呼びます。沖縄産の畳表というものは特殊な表で、ビーグと呼ばれる品種のいぐさを使用します。ビーグイグサというものは通常のイグサの数倍の太さがあり、固く、沖縄の風土にマッチしている畳表です。色は緑ではなく、ベージュのような色合いで、光沢があり艶があるイグサの品種です。
近年では、通常の畳表を使用していても縁なしで縦と横の寸法が等しい正方形の畳のことをいうようになりました。元来の和室のイメージを一新する新しい建材です。その特徴あるモダンなデザインが評価され、和室だけでなくリビングの一部に琉球畳を置くなど、新しい和の空間づくりのアイテムとして使用されています。洋風住宅にもピッタリあう琉球畳はヘリがないのでお部屋がすっきり明るく見えます。
和紙で出来た畳表「ダイケン すこやかおもて」
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和紙で出来た畳表「ダイケン 健やかくん」は、琉球畳に適した畳表です。 ダニ・カビが発生しにくく、床暖房にも対応出来ます。染土がなく、清潔でお掃除もらくらく。
撥水性に優れておりますので、ペットのいるご家庭にもオススメです。
そのほかにポリプロピレンの素材でできたセキスイ表の美草という畳表も縁なし用のカラフルな畳表として人気です。
琉球畳に適した畳表の織り方
琉球畳には、目の細かい織り方の、目積織りしが最適です。二つを比べると違いが良くわかります。畳の目巾(めはば)を一般的な畳表より細かく織り上げているために丈夫で、へりなし畳に適した素材です。糸引きの表は目の幅が太い為、縁なし畳用に折り曲げようとすると、折れてしまい、框割れしてしまいます。その為、目が細かい折り方で織ったメセキ表を通常縁なしに使用します。
イグサで織られたメセキ表もありますし、紙に防水加工を施したものや、ポリプロピレンでできたものなどがあります。
ポリプロピレン製の表は、水洗いすることが出来、水場に使用できる畳床と合わせて、お風呂に敷き詰めるという施設も近年増えてきました。
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