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いぐさについて

いぐさ畳の原材料になるイグサは、湿地や浅い水中に生える植物で、泥に根を下ろします。
日本国内の主な産地は熊本県で、多くの農家は2毛作を行っています。米作が終わった後の田んぼにイグサの種を撒いて米の裏作として育てられています。 有機栽培で健康にこだわったイグサなど様々です。

いぐさは11月下旬〜12月上旬に植付けられます。 4月中旬〜5月上旬にイ草の先刈りと網張り作業が行われます。先刈りというのは、太陽の光を根元までとどくように、イ草の根元から約45cmの箇所を刈ることです。先刈りをおこなうことで、新芽の発育が良くなります。


通常イグサは長ければ長いほど良質だとされています。というのは、イグサは根本の色が変わる為、畳いぐさ表として織った時に、両側からいぐさを差し込む際に短いイグサを使用した場合は、畳表の両端が茶色になってしまいます。長いイグサを使用した場合は、緑色の部分が多いため、畳表に織った際に、使用する部分の端まで緑色になります。畳の等級は使用するイグサの長さが大いに関係します。それ以外には、使用する糸の種類や本数(綿糸1本「糸引き」・綿糸2本「綿々ダブル」・綿糸と麻糸の組み合わせ「麻綿ダブル」・麻糸1本「麻シングル」・麻糸2本「麻ダブル」などがあり、綿糸より麻糸を使用した畳表のほうが丈夫で高価です。そして1本より2本使用したほうが価格が高くなります。


畳表に使用するいぐさの本数によっても価格が異なります。いぐさを多く使った重量のある畳表の方が丈夫で高価な畳表となります。 国内で栽培されているいぐさにも種類が数々あり、畳表用に品種改良されて作られた品種が「ひのみどり」です。イグサの茎が細く、畳表にしてみると細やかな折り目がとても美しく見えます。

もともと日本に自生していた在来品種のいぐさで織られた畳表もあります。在来品種のいぐさは、茎がふとく、野性味を感じる畳表になります。それぞれ好みで選ばれる方が分かれます。

七島いと呼ばれる「三角い」というイグサもあります。こちらは本当に茎が三角形で、足ざわりはざらざらとした感触の畳表になります。在来品種のいぐさより更に野性味のあるイグサです。一般的には縁なし畳として使われることが多いです。織り方としては、目の細かいメセキ織で織られます。

ビーグいぐさというイグサがあり、このいぐさは沖縄で生産されていますが、現在は農家が少なくなってきたため、中国産を使用することも多いです。ビーグイグサは、茎が太く、ほかのイグサとは全く別のゴツゴツした表になりますが、表面はつるつるしているので、涼しげで風合いのあるベージュ色の表に仕上がります。

中国の畳産地について

中国畳工場現在の国内の畳表の80%が中国産のイグサを使用した畳表です。中国の中でも、産地は2か所あり、寧波市(ネイハ・ニンポウ)と四川省(シセンショウ)の2つです。四川省の畳表は寧波市の畳表より品質が良いとされていて、価格も高いです。
近年では、中国産表の品質管理もしっかりされて来て、かなり上質の畳表を生産できるようになってきました。
ただ、人件費や原価高騰のため、畳表の価格は年々上がっています。

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