「畳にカビがはえてしまったらどうしたらいいですか?」
畳のカビにお困りの方が、お客様の中にも多くいらっしゃいます。畳の特性として、吸湿性があるため、部屋の湿気を吸い込みやすい性質があります。そのため、湿気の多い状態が長時間続きますと、カビが生えるという現象が起こるのも事実です。
その場合、消毒用アルコールをスプレーするか、布に染み込ませ拭きカビ部分を拭き取ってください。
アルコールが乾いたら掃除機を畳の目に沿って丁寧にかけます。
その後、空き缶などを畳の下に置き、畳を数センチ浮かせ風通しをよくし、乾燥させます。和室はこまめに換気し、湿気をため込まないように気を付けて頂くと、予防になります。
※畳に付いたカビの掃除をする時は、カビ胞子を吸い込まないように必ずマスクをつけてください。
「畳にダニが発生したらどうしたらいいですか?」
掃除の回数を増やしたり、自然通気に心がけてください。事前に畳の防虫シートを活用すると、ダニの発生を抑えられます。
今は、畳の上から使用できる防虫、防カビスプレーなども販売されていますので、ホームセンターやネットショップ、もしくは畳の施工の際におっしゃっていただければ、対応可能です。
「畳に醤油や灯油をこぼしたらどうしたらいいですか?」
醤油や灯油をこぼした上に小麦粉、塩、ベビーパウダー、粉石鹸、クレンザーなどの粉末をふりかけ、液体を吸い取らせます。
その後かたく絞った布で畳をよく拭いてください。
「畳に家具のあとが付いたらどうしたらいいですか?」
イグサは植物ですので、水分を含んで膨らむ性質があります。
畳がへこんだ所に適度に霧吹きして、ぬれタオルを当てアイロンをかけてください。
「畳の日焼けを直したいときどうしたらいいですか?」
一度日焼けしてしまって色が変わった畳はもとにもどるのは難しいです。畳用の着色剤が現在販売されているホームセンターなどもあります。中性洗剤の薄め液で固く絞った雑巾で、畳を雑巾がけをしてから、酢を1%ぐらい混ぜたぬるま湯で拭いてください。
「畳に焼け焦げを作ってしまったらどうしたらいいですか?」
焦げが出来た穴の周りのイグサを抜き、新しいイグサを差し込むという方法は昔からされている方法です。そのほかにはタバコのように小さい場合はオキシフルで漂白し、ロウをたらして穴を埋め、セロハンテープを貼ってコゲ畳の穴が大きくならないようにしてください。
現在は畳の穴を隠せるイグサでできたシール等も安価でホームセンターなどで販売されています。
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