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畳張替え2200円襖・障子1400円

畳の芯「畳床」の種類

畳の新調をされる場合に、選んで頂くものに畳床の種類があります。本畳床といわれるわら床のほかに畳床には建材床といって、建材で組み合わせて作られた種類があります。 大まかには下の3種類が建材床となります。 それぞれの特徴や長所と短所をまとめてみました。

畳床Ⅰ型 畳床Ⅱ型 畳床Ⅲ型
畳床Ⅰ型 畳床Ⅱ型 畳床Ⅲ型
オールボードタイプの畳床をⅠ型といいます。
耐久性は高く、価格も一番高いです。
調湿性に優れており、長くお使いいただくのに適しています。フォームのへたりが出ないため耐久性に富み、リサイクル性や 環境負荷の面で優れています。
インシュレーションボードの下にポリエチレンフォームを組み合わせた2層タイプの畳床をⅡ型といいます。このタイプは価格が一番安く、軽いため一般的に多く使われています。
ただ、強度が弱く、長く使うことは難しい畳床です。
中心にポリスチレンフォーム、上下をインシュレーションボードで挟んだタイプ。建材畳床と言えば殆どがこの畳床。また、軽量で比較的湿度に強い。ただし、フォームはへたり出すと腰の抜けが早く、耐久性に劣ります。ただし、高密度フォームを用いた場合耐久性の向上が期待出来ます。
長所
丈夫・湿度に強い
長所
軽い・価格が安い
長所
Ⅱ型よりは強度がある。
短所
重い・価格が高い
短所
強度が弱い
短所
Ⅱ型よりは価格が高い。

このほかにはオールフォーム床やプラパンを使った畳床などもあり、 畳の厚みによって組み合わせを替えて製造します。
最近多くなってきた床暖房用畳床というものがありますが、床暖房用に畳を作ろうと思えば、熱伝導をよくするために薄い畳床でないといけません。ただ、薄いだけのボードを使用すると、施工後に熱で沿ってしまったりする場合があるので、強度がある特別なボードを使用することが多いです。その為価格が高くなることがあります。

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畳の交換や畳の形状について

畳の形状については京間と江戸間の2種類があります。この2つのどちらかになっているのを確認する必要があります。基本的には関西が京間、関東が江戸間となっているのですが、そうではないことも多いので自分で調べる必要があります。
畳は江戸間に比べて京間の方が大きく、広く作られています。最近は関西方面でも江戸間を利用しているところが多いので気を付けましょう。畳の区分については表替えと裏返しというものがあります。この部分にも気を付ける必要があります。
畳の表替えというのは、表面だけを交換するので非常に安価で購入することができます。ですので、表替えと言う表現のため片面にしかない構造になっています。裏返しというのは表替えと異なり、両方の面にある構造になっています。
そのため、表替えと比べて価格は高くなっておりますが裏返すだけですので年数では倍近く利用できるメリットがあります。最近では畳の表替えのみの交換が主流になっているのでそれだけでも十分になります。現状の確認は畳を持ち上げるとどちらの物になっているか確認することができます。
畳の交換ではインターネットが非常に便利になっています。安価に購入することができ、デザインにも優れているのでオススメできる点が多くあります。値段だけに特化するではなく、現状の畳を回収してくれることを前提とした業者選びが肝心です。

日本が畳から開放される時代・畳の新たな可能性

畳は日本固有の文化であり日本家屋は畳に特徴付けられたものだともいえます。何故、日本ではこれほど畳が重視されたのでしょうか、それは日本は過去には寒冷地に近い状態の土地であり、とこ冷えの激しい地であったこととも由来しています。
床冷えのする日本では床の保温性を求める必要がありました。その為に畳の無かった時代は藁を敷き詰めて床の温度を下げないようにしていましたが、このあたりから日本では家では靴を脱ぐ習慣が根付きだしたようです。
藁は直にばらけてしまい使い勝手が悪く交換も頻繁に行わなければなりませんでした。そして藁を編んだものを敷物として使うようになり、室町時代には家の床に畳が使われるようになりました。しかし畳によって日本人の体を脅かす問題が起こります。
タタミの出現に伴い、日本人は正座をするようになりました、低温化での正座は足への血行を妨げ酷い場合は壊疽をまねきます。更には足の成長を妨げるという合併症も引き起こします。しかし、茶道とともに根付きだした畳は拍車をかけ日本人の文化として浸透していきました。
現代社会において日本の住まいではタタミの束縛から徐々に解放される傾向にあり、畳だった家もフローリング等に作り変えるのも容易になりました。徐々に日本が熱帯化していく現代において畳にこだわるのはナンセンスです。

畳の交換時期の畳の状態の目安

畳は適切に交換を行うことによって、快適に生活できます。通常畳は、4年から5年経ったところで裏返しを行いますが、8年ほど経ったところで表替えと呼ばれるものを依頼することが一般的となります。もちろん、住環境によってその目安は異なります。
畳を触った時に、イ草の粉がつくような状態になったら張り替えの時期とみてよいです。あるいはそのような感触とはならないまでも、色の変化によってはその時期と判断することもあります。新品の鮮やかなグリーン色が黄色から褐色へと変わってきたら、交換の時期となります。
畳とともに障子と襖も一緒に張り替えを行うと、気持ちがよいものです。傷みはそれほど無いとしても、経年による劣化があるために変色など起こります。サイクルとしては障子や襖の方が早いので、そのタイミングに合わせて畳も張り替えを行うのがベストとなります。
その順序としては、まず障子や畳が最初になります。その次に襖ということになりますが、その理由としては畳が敷居よりも上がってしまっていることがあるからです。この場合にはまず、その不具合を直してからでないと襖を外すことができないためです。
畳の張り替えには専門の業者に直接依頼をするのがベストです。費用は張り替えを行う素材にもよりますが、できれば木綿仕様のものよりも麻糸が良いとされますが、その麻糸でもランクは色々とあります。予算に合わせて相談することが必要となります。